休診のお知らせ2024.10.5
クリニックのお知らせ
ごあいさつ
仙台市立病院に約10年間お世話になったあと、平成18年11月に皆さまの温かいご支援のもと、あすと長町の再開発地域に「あすと長町えだクリニック」を開業いたしました。
市立病院時代は極めて多忙でしたが、スタッフと一体となってとても充実した勤務医生活を送らせていただきました。
大学病院時代から消化器内視鏡による診断と治療について研究し、超音波検査も含めて正確な診断に努めて参りました。総合水沢病院時代は一般内科医として高血圧、高脂血症、糖尿病など生活習慣病の診断と治療にも積極的に関わりました。また医師会のがん検診、宮城県対がん協会の検診活動への協力を通じ、市民の皆さまの病気の早期発見にも努めています。
さらに必要に応じて仙台市立病院、東北大学病院、仙台厚生病院、仙台オープン病院をはじめとする市内の基幹病院と連携し、ご希望にあわせて紹介しています。
スタッフともども、地域の皆さまのよき相談相手として、お気軽にお立ち寄りいだだける、明るく温かいクリニックを目指していきたいと考えています。
※受け付け時間は診療時間の30分前まで
内科
消化器内科
呼吸器内科
循環器内科
アレルギー科
診療内容および健康診査・健康診断
●内科疾患一般(消化器、循環器、呼吸器、アレルギー、生活習慣病など) ●X線検査 ●心電図検査 ●超音波検査(腹部、頸部エコー) ●胃、大腸内視鏡検査
当院では、以下のワクチンをお取り扱いしております。
詳しくは受付にお問い合わせください。
●インフルエンザワクチン
●MRワクチン(麻疹風疹)
●子宮頸がんワクチン
●肝炎ウイルス(B)ワクチン
●肺炎球菌ワクチン
●おたふくかぜワクチン
予防接種
について
処方箋
について
当院では院外処方箋を発行いたしております。
ご希望のお近くの院外処方薬局でお薬をお受け取りいただけます。
当院の隣にあすと長町クローバー薬局さんがございます。
当院での診療について
◆当院ではオンライン資格確認を行う体制を有しており、医療DX推進に関する事項及び質の高い医療を提供するための医療体制を講じています。
◆当院では、受診歴の有無によらず、発熱その他の感染症を疑う患者さんの受けいれを行うために必要な感染防止対策を講じています。なるべく事前のご連絡をお願いいたします。
◆当院では患者さんの状況に応じて28日以上の長期処方を行うことが可能です。
◆当院では、医薬品の不足などの供給状況等を踏まえつつ、後発品を使用するなど、適切に対応する体制を取っています。その際には患者さんに適切に説明して同意を頂くことを心掛けています。
当クリニックでは、上部消化管内視鏡(いわゆる胃カメラです)と下部(大腸)内視鏡の両方ともお受けいただけます。上部内視鏡検査は、お電話でも予約可能です。日ごろ胃の調子が悪い、胃や大腸の検診で異常を指摘された、血便があったなどなど、ご相談いただければいつでも検査をお受けいただけます。
上部内視鏡をお受けになる手順
できましたら一度ご来院いただき、検査の内容や飲んでいるお薬などをお聞きしてから予約を取ることが望ましいですが、一度当院で検査をお受けになったことのある方や、どうしても痛みが強いのですぐ検査したい、という方はお電話での予約や医師の判断により 当日の検査を受けていただくこともあります。
内視鏡を受けることになりましたら、まず、鼻(経鼻内視鏡)か口(従来からの方法)かをご相談します。
20代、30代の若い方や、以前、内視鏡でつらい思いをされている方は鼻からの内視鏡をお勧めしています。
また、当院では苦痛のない内視鏡を目指しておりますので患者さんのご希望にもよりますが、なるべく鎮静剤を使用するようにしております。
その場合は 検査の当日 お車での来院はご遠慮いただくようにいたしておりますので ご了承ください。
口からの内視鏡も、当院は熟練した医師が最も細いスコープで行いますので、以前にも口でご経験されている方でしたら、まったく抵抗なくお受けいただけると思います。
検査までのお食事は、前日は普通に食べていただいて結構です。ただし9時以降、深夜になってからは水分のみとしていただきます。
検査当日は水分はお取りいただいても大丈夫です。お薬も、血圧や不整脈などの薬はお飲みいただくようにしています。
(ご不明の場合は院長、またはスタッフまでお尋ねください。)
口からの内視鏡の場合
まず、胃の中の泡や粘液を取り除くシロップをおのみいただいたあと、のどにゼリーとスプレーによる麻酔をします。
その後、胃の動きを和らげたり、唾液を少なくする注射をします。(前立腺肥大や緑内障、不整脈などのご病気のある方は、別の種類の注射をすることもあります。またご高齢の方は、安全性の面から、注射をしないこともあります。)緊張しやすい方は、事前にご相談の上、リラックスできるように、軽い鎮静剤の注射をします。
鎮静剤の注射を受けた患者さんの場合は、検査中の血圧や呼吸状態を見るためにモニターの器具をつけさせていただき
ます。
その後、ベッドに左下に横になっていただき、マウスピースを軽くかんでいただいたら、検査医師がモニターでのどをみながら、静かに挿入します。
コラムにも書きましたが、のどの奥、舌の付け根の当たりにスコープが触ると、げーっとなる(おう吐反射)ため、ここになるべく触れないように、患者さんの呼吸にあわせて、入れていきますので、決して無理に飲み込んでいただく必要はなく、ほとんどの方が抵抗なくスムーズに入っていきます。のどを超えて、食道、胃、十二指腸と観察していきます。
胃に入ると、胃の中に空気を入れて、膨らませていきながら、観察しますので、おなかをきつくしめる服装をされていると、少し苦しく感じられます。検査当日はなるべくゆったりした服装で来院下さい。
撮影が終わったら、胃の空気を抜いて、食道、のどと観察して検査はおしまいです。麻酔が覚めて落ち着くまで内視鏡室にある別の回復ベッドで少しお休みいただいてから、診察室のモニターで撮影した写真を見ながら、結果の説明を聞いて
いただきます。
鼻からの内視鏡の場合
鼻からの検査をご希望された方は、まず 鼻の奥のむくみをとる薬の点鼻をします。胃と同じく、胃の泡や粘液を取り除くシロップを飲んでいただいてから 右左の鼻のうち、広い方を選んで、ゼリーを注入して、麻酔をします。
次に、麻酔のゼリーを塗った、細いやわらかいビニールの管を 鼻に静かに 挿入し、カメラが入るルートを広げます。はじめ、細いもの、つぎにちょうどカメラとほぼ同じ太さのチューブで広げて、カメラが入っても痛みを感じないように準備します。最後にのどにスプレー麻酔をかけて、準備完了です。このあと、 医師が、内視鏡を静かに入れていきます。決してむりにぐりぐり入れることはありませんので、痛みはほとんどありません。
鼻を超えてしまえばあとは口からと同じですが、舌の近くを通らない分、圧迫感が少なく、楽です。
のどを通過する際、やや違和感がありますが、ほとんど抵抗なく入っていきます。患者さんは検査中もお話ができますし、モニターをみてご質問することも可能です。
検査医と会話しながら検査ができますので精神的にも楽、という方もいらっしゃいます。経鼻内視鏡はきわめて細径なのですが、通常の内視鏡と同様に写真撮影や組織精密検査なども可能です。
検査にかかる時間は、麻酔に10分くらい、検査も10分前後で終わります。口からの検査より苦痛が少ないため、鎮静剤を必要としない方も多いのも特徴です。
大腸内視鏡について
健診で便鮮血反応が出た方、以前に大腸ポリープといわれた方などは大腸の内視鏡検査が必要となります。
手順は次の通りです。
まず前の日に大腸内視鏡用の検査食をお召し上がりいただきます。これで検査当日排便しやすくなります。(検査食は保険適応外ですので、800円ほどご負担いただくことになります)
食事はお昼と夕食の2回と間食の分で、あらかじめお渡しいたしますので、ご自宅で食べていただきます。夜は下剤の水薬を1本のんでお休みください。
当日朝からクリニックに来ていただいて、15分ごとにお声かけしますので、腸をきれいにする洗腸剤の水薬を一回につきコップ1杯ずつ、合計1リットルお飲みいただきます。
飲み終わるころから、ほとんどの方は水のような便がすこしずつ出てきますので適宜お手洗いに行っていただきます。
強い下剤のたぐいではありませんので、ほとんど腹痛が起こる心配はありません。
(実は院長も以前一度検査を受けたことがあります。病院によっても違いますが、かつてはほとんどの施設で計2リットル飲んでいただいて検査していました。ビールならのめるんだけど--とおっしゃる方もいますが、2リットルを飲み終えるのは、実際のところかなりくるしいので、当院では前日の検査食を導入し、当日は1リットルで済むようにしました。)
こうして、お昼少し前には腸はほとんど空っぽになり、さらさらした水のような排便のみになれば準備完了です。
検査室に移動していただき、検査衣に着替え、点滴をします。その後検査室に左下になってお待ちいただきます。点滴のラインから痛みとめの薬剤を入れてから検査を開始します。
おしりから静かに内視鏡を挿入し、腸の中を観察しながら、奥に進めていきます。腸の曲がり角に差しかかると、2,3箇所くらい、圧迫感や押される感じがありますが、そのつどこちらからもお声かけしていきます。この箇所をすぎると、また腸は楽になります。右下腹の盲腸部まで、内視鏡が入れば、あとはポリープなどないかどうか観察、撮影しながら内視鏡を抜いてきて検査はおしまいです。
検査後は30分ほど、観察ベッドでお休みいただき、痛みとめの麻酔の効果が取れましたら、点滴を抜いてもらって、着替えをして、診察室で内視鏡の写真をお見せしながらご説明します。
ポリープなど見つかった場合は、小さいものであれば、その場で組織検査もかねて取ってしまうこともあります。その場合は点滴の中に止血剤を入れます。検査の間は処置室の中にお手洗いや観察ベッド、更衣スペース、ロッカーなどご準備しており、プライバシーには十分配慮させていただいています。
特殊な検査
当院では内視鏡で病気が見つかった場合、その場で、色素散布、組織の検査(生検)などの精密検査も行うことができます。
大腸検査のとき、3~4mm程度の小さいポリープの場合は組織の検査と同時に取ってしまうこともあります。その際の注意事項としては、検査の後の出血があります。
事前に、血液をさらさらにする薬(抗凝固剤といいます。ワーファリンやバファリンなどがあります)を飲んでおられるかどうかを確認します。また組織検査の後は粘膜保護剤や止血剤の注射をして出血を予防します。
ピロリ菌の検査について
当院では、胃潰瘍や十二指腸潰瘍の患者さんを中心に積極的にピロリ菌の検査および除菌治療を行っています。ピロリ菌の有無の検査はいろいろな方法がありますが、当院では安全性と感度に優れた、抗体法(採血)と呼気テスト法の2法を適宜使い分けています。詳しくは外来にてご説明いたします。
内視鏡
について
診察室
電子カルテを導入しています。2つのモニターで患者さま側のモニターには内視鏡やX線画像、エコー、心電図、血液の検査結果などをご一緒に見ながらご説明いたします。
X線室
胸部、腹部のX線撮影をします。
画像はコンピューターで読み取りすぐに診察室に送られますので従来のような暗室で現像するにおいなどありません。大腸の内視鏡検査もこちらで行います。
待合室
明るく暖かな色合いで統一しました。テレビ、お水、雑誌、新聞などを配置し、待ち時間をすこしでも快適におすごしいただけるよう配慮しました。
エコー室
腹部の超音波検査のほか、頚動脈エコーで動脈硬化の程度の検査も、お受けいただけます。
内視鏡室
上部内視鏡は直径5mmの極細スコープを採用し、患者さまの検査のストレスを最小限にするようにしています。口、鼻両方からの検査が可能です。検査終了後は回復ベッドでしばらくお休みいただきます。
処置室
処置室には4台のベッドがあり、点滴などの処置を行います。奥のベッドで心電図検査を行います。
クリニックスタッフ全員の意見を参考にして クリニックの基本理念をつくりました。
クリニックの基本理念
1
患者さま中心の医療
患者さまの立場に立って、プライバシーやご説明のしかたに十分配慮し、院内の環境や 接遇の向上に努め、患者さまにスタッフが名前で呼んでいただけるようなクリニックを目指します。
2
地域の皆様の相談窓口としての役割
地域の方の健康について、基本的な検診、検査、診療を行い、早期に病気の発見に努めます。
患者さまにとってもっとも適した医療を提供できるように努めます
3
クリニックの”3K"と”3C"
患者さまに対して、またスタッフ同士でも、機敏に・気配り・声かけ(3K)を通じてコミュニケーション、カンバセーション、コネクション(3C)を大切にしていきます。
4
明るくアットホームな病院
患者さまにとってもスタッフにとっても、明るくアットホームなクリニックを目指します。
5
スタッフの資質向上
医療従事者としての誇りと自覚を持って、研修に取り組み資質向上に取り組みます。
■院長 枝 幸基(えだ よしき)
・出身 岩手県奥州市 1960年生まれ
・東北大学医学部卒業
■認定資格
・日本内科学会認定医
・日本消化器病学会認定医
・日本消化器内視鏡学会指導医
・日本消化器内視鏡学会地方会評議員
■所属学会等
・日本内科学会
・日本消化器病学会
・日本消化器内視鏡学会
・宮城県対がん協会 胃がん診断委員
■登録医療機関
・仙台市立病院・東北大学病院・仙台オープン病院
・国立病院機構仙台医療センター・仙台赤十字病院・JCHO仙台南病院
・JCHO仙台病院・仙台公済病院・東北労災病院・JR仙台病院
・仙台厚生病院
医療法人 あすと長町えだクリニック
■住所 宮城県仙台市太白区あすと長町3丁目3-33
FAX 022-308-1554
■アクセス
JR東北本線/仙台市営地下鉄:南北線・長町駅徒歩10分
JR東北本線・太子堂駅徒歩3分