新しいホームページを作る前、
市立病院の研修医の先生に
作ってもらった手作りのHPだった
ころは、頑固おじさんのつぶやき
と称して結構言いたいことを言って
いました。(興味ある方は以前の
ホームページから)
スマホにも対応できるように
上品な画面にしてからは、医師会
理事も経験して少しは大人になった
ところを見せないと、と穏便なこと
を書いて来ました。
がしかし、今回は久しぶりの
つぶやき(毒)です。
令和2年、新型コロナ対策が始まった
頃に、厚労省から発熱外来を何とか
個別の医療機関でもやってほしい、
一日に受け入れられる患者数、診療
時間などを入力して、送るようにとの
連絡があり、現実的な数字を様式通り
記入して送ったところ、補助金決定
通知のあと補助金が交付されました。
その後の経過は皆さんもご存じの通り。
令和6年になって、「貴方の医療機関は
始めに申し出た患者数よりも多い実績
を上げた。よって、以前に交付した
補助金を返却せよ」とのメールが届き
ました。
ノルマを達成できなかったから返却
なら分かる。頑張って頑張って
やりすぎたから返せとはどういう
ことだ。まったく理屈が通らない。
雨の中、雪の中駐車場に、簡易
テントに走ってPCR検査をして、
その結果がこれか。頑張ったひと
にはご褒美、というのは小学生でも
わかる。
頑張ったひとは損をする、というのは
教育上はなはだ良くないよ。厚労省の
お役人さん。あんたらの頭の中は
どうなっているんだ。医師会も
なめられたものだ。
ついでにばらすと、今回の診療報酬
では「ベースアップ加算」というもの
が新設された。
内容はスタッフのベースアップ分を
患者さんの診療費に上乗せして請求
できるというもの。明細に
「ベースアップ加算」
と書いてあって、これを患者さんに
どう説明するというのか。当然だが、
誰も加算はとらない。厚労省はこれも
含めて診療報酬が上がったといって
いるが、誰も取らないことを見越して
やっているとしか思えない。
マイナンバーカードのごり押しも
しかり。
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