4月15日、診察を金原先生にお願い
して東京で開催された第120回日本
内科学会に出席してきました。
今回の会長は東京大学循環器内科
学教授の小室一成先生で、心不全
の診療についての会長講演などを
拝聴してきました。
当院も開業して15年が経過し、
開院当初からの患者さんもだいぶ
ご高齢になってきた方もおられ、
近年特に心不全になる方が増えて
いる印象でした。
会長講演でも「現在、心不全パン
デミック」といえる状況であり、
すでに5年生存率ではがん患者さん
全体より、重症心不全患者さんの
ほうがデータが良くないとのお話
があったことは印象に残りました。
かつては糖尿病の薬としてだけの
認識だった「SGLT2阻害剤」と
いった薬剤が、現在では心不全、
腎不全にも良い効果を示しているなど、
心不全の治療もだいぶ変化してきて
いることが理解できました。
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